休憩時間の未確保は『調整』(割り振り)で対応はできない

関東教職員ネット労働組合・執行委員長です。

今回は、「休憩時間の未確保を『調整』(割り振り)で対応はできない」ことについて話をいたします。

〇『調整』で対応しようとする校長が出てきた

恥ずべきことに、これまで学校現場には休憩時間をしっかり確保しなければ(させなければ)ならないという意識が希薄でした。

ですから、休憩時間が無視されることも少なくありませんでした。

しかし、昨今の「働き方改革」の風潮により、さすがに休憩時間を公に無視するのはマズいという意識が、少しずつですが拡がりをみせてきたように思います。

そんななか、それでもどうにか休憩時間を確保せずに教員を働かせようとするために『調整』という手段を用いる校長が現れ始めました。

実際、当組合の組合員の勤務校もそうです。

 

委員会活動の指導や研修などを休憩時間に計画してきたそうです。

〇休憩時間と『調整』は無関係

上記のツイートにもあるように、本来、休憩時間と『調整』は一切、無関係です。

『調整』対応を行う校長の論理は、休憩時間に働かせて休憩が確保できなかった分、その日の時間外のところで休憩を与えたことにして、イコール時間外勤務命令をしたと同等、だから『調整』を与える対応でOKと考えているのではないかと類推します。

しかし、『調整』とは、「超勤4項目かつ臨時又は緊急のやむを得ない必要があるとき」に時間外勤務命令を行った際の代替措置として行われるものです。

つまり、公立学校教員の場合、「超勤4項目かつ臨時又は緊急のやむを得ない必要があるとき」以外については労基法・給特法により時間外勤務命令は行えませんので、法令に則れば、『調整』以前に、そもそも時間外勤務命令を行うことなどできないのです。

ですから、休憩時間は必ずその日のうちに確保しなければならないものなのです。

そこのあたりを勘違いしている、知識不足の校長が多すぎます。

実際、上記のツイートの件で当該教委に電話で問い合わせたところ、教委の担当者も「休憩を確保するのが難しい場合、“その日のなかで“休憩時間を変更して対応する必要がある」とおっしゃっていました。

〇当組合にご相談を

まとめると、休憩時間を未確保のうえ『調整』で対応しようとすることは、法令に則った対応とはいえず、到底許されることではないということです。

『調整』対応で休憩時間を確保されていない関東の教職員の方は、ぜひ一度当組合にご相談いただければと思います。(当組合は、組合員は匿名のまま、校長・教委に交渉することができます。)

たかが休憩時間かもしれませんが、休憩時間を突破口にして、校長の、職場の、労務管理の意識を高めていくことができるはずです。

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